【徹底比較】eSIMのおすすめ人気ランキング15選【2024年】

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SIMが端末に内蔵されているeSIM。物理SIMと違い、乗り換え時にSIMの差し替えが不要で手軽さが魅力です。しかし、MNOとMVNOブランドがあり、5Gの対応状況もさまざま。eSIM対応機種の必要性や再発行手数料などeSIM特有の悩みもあり、どれを選べばいいのか迷う人も多いことでしょう。

そこで今回は、人気の格安SIMを対象に、各サービスを実際に契約したうえで比較検証を行い、最もおすすめのeSIMを決定します。

果たしてどのサービスがmybestが選ぶ最強のeSIMなのでしょうか?eSIMの選び方のポイントも説明しますので、ぜひ参考にしてください。なお、本コンテンツの選び方で紹介している情報は、2023年11月時点のものです。最新の料金やサービスの詳細は、各公式サイトで確認してください。


大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後mybestに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。


eSIM全15選おすすめ人気ランキング
  1. ソフトバンク  LINEMO
  2. H.I.S.Mobile HISモバイル
  3. au povo
  4. LogicLinks LinksMate
  5. オプテージ mineo
  6. 日本通信SIM
  7. NUROモバイル
  8. UQモバイル
  9. 楽天モバイル
  10. BIC SIM
  11. IIJmio
  12. J:COM MOBILE
  13. Y!mobile
  14. irumo
  15. ahamo

eSIMとは?物理SIMとはどこが違う?


eSIMとは、端末内部に組み込まれているSIMのことです。物理SIMと異なり、契約から開通までの手続きがオンライン上で完結します。SIMの入れ替えをしなくていいため、店舗に行く手間やSIMカードの郵送を待つ必要がありません。

本体内部で複数のeSIMを管理でき、手間なくスムーズに切り替えられることも便利なポイントです。SIMカードを保管しなくてもいいので、紛失や破損のリスクを減らせます。

ただし、対応機種でなければeSIMを利用できない点には注意が必要です。乗り換え先ブランドの動作確認端末で、eSIMに対応している機種かどうか確認してください。物理SIMと違い、複数端末で1つのeSIMを使用できないことも覚えておきましょう。

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手軽に開通できるeSIMのメリットとデメリットは?

手軽に開通できるeSIMのメリットとデメリットは?

eSIMのメリットは、SIMカードの入れ替えが不要な点です。SIMカードの挿入時に破損するリスクを減らせます。また、海外旅行で海外用のSIMに簡単に切り替えられることもポイント。オンライン上で契約できるため、SIMカードの販売店を探す手間がなくなります。

デュアルSIMに対応した機種なら、1台でプライベート・ビジネス用と使い分け可能です。eSIMをサブ回線とし、通話専用・データ専用として使用できます。サブ回線を用途に合った格安プランにすることで、月額料金を節約できるでしょう。

ただし、基本的にオンライン上での契約なので、慣れていない人は難しく感じる場合も。不安があるなら、サポートの手厚いブランドを選択しましょう。ほかにも、eSIM対応の機種やブランドが少ない点もデメリットです。eSIMを利用したい人は、機種・ブランドの対応状況を確認してください。

また、端末を初期化するとeSIMのデータが消え、利用できなくなる可能性があります。情報が直接書き込まれる物理SIMと違い、初期化には注意が必要です。データが消えても再発行できますが、手数料がかかることがあるため、手間や手数料をなくしたいなら事前にバックアップを取りましょう。

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eSIMの選び方


eSIMを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。

1

eSIMを利用したい人は対応端末をチェックしよう

eSIMを利用したい人は対応端末をチェックしよう

eSIMを利用できる機種は限られているので、使用端末が対応しているか確認してください。対応していない場合、機種変更する必要があります。AppleのiPhoneであれば、iPhoneXR以降のモデルが対応機種です。そのほかiPad ProやiPad Airなどのセルラーモデルのタブレットにも、eSIM対応機種が存在します。

Androidでは、Google Pixel・Xperia・Galaxy・AQUOS・OPPO・HUAWEIなどのブランドが対応。ただし、Androidは発売日が新しくてもeSIM非対応の機種があります。さらにAQUOS sense6のように、機種の販売キャリアによって対応・非対応が異なるので注意しましょう。

2種類のSIMを使い分けたいなら、デュアルSIM対応機種に注目してください。デュアルSIMには、eSIM+SIMやeSIM+eSIMがあります。選択肢は限られますが、物理SIMを使用せず複数回線を使えて便利です。対応機種は、eSIM提供各社の公式サイトで確認しましょう。

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2

使い方に合わせてeSIMの種類を決めよう


契約する端末がメインかサブかによって、向いているeSIMが変わります。月額を抑えたい人におすすめのデュアルSIMも解説するので、参考にして選んでください。

メイン端末には音声通話eSIM、ゲーム・動画視聴用はデータ通信eSIMがぴったり

メイン端末には音声通話eSIM、ゲーム・動画視聴用はデータ通信eSIMがぴったり

メイン端末にeSIMを使用するなら、電話番号が使える音声通話eSIMがおすすめです。eSIMは、データ通信のみのSIMと音声通話SIMのどちらかから選べます。データ通信のみで通話するには、LINEのような無料通話アプリが必要ですが、音声通話SIMなら電話番号が付与され今までと同様に使用可能です。

ゲーム・動画視聴専用のサブ機に使用するならば、データ通信eSIMがぴったり。音声通話eSIMより100~200円ほど安く、月額を節約できます。なかには音声通話eSIMしかないブランドもあるため、データ通信eSIMを契約したい人は事前に確認しましょう。

月額を抑えてサブ機を持ちたいなら、デュアルSIMがおすすめ

月額を抑えてサブ機を持ちたいなら、デュアルSIMがおすすめ

月額を抑えてサブ機を持ちたい人は、複数ブランドのSIMを契約してデュアルSIMにしましょう。メイン回線とは別にeSIMを格安ブランドにすると、全体の月額を抑えられてお得です。たとえば、通話が多いなら楽天モバイルを要チェック。専用アプリでの通話が無料で、月々の料金を節約できます。

データ消費が多い人には、20GBを月額2,000円で利用できるIIJmio・BIC SIMがおすすめです(2023年11月時点)。20GBはYouTubeを89時間ほど視聴でき、外出時でも動画を楽しめます。通話専用・データ専用など用途に合わせて、自分にぴったりのブランドと契約しましょう。

また、プライベートとビジネスを1台で使い分けたい人は、音声通話eSIMをチョイス。メイン回線とサブ回線で別々の電話番号を持てるため、シーンに応じて切り替えが可能です。異なるキャリア回線を契約すれば、電波障害時の備えにもなります。

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3

通信品質にこだわる人はMNOブランドをチョイス


安定した通信を求める人は、通信品質の高いMNOのブランドをチェックしましょう。eSIMのブランドは、基地局を持つ大手キャリアのMNOと、回線を借りて提供しているMVNOに分かれます。速度の安定性を重視する人は、独自回線のあるMNOブランドから選ぶとよいでしょう。

MNOブランドは環境に左右されにくい点が魅力のひとつ。通信速度はSIMタイプに関わらず、人の多さや都心部・郊外など環境により異なります。自前の回線を使用し、電波の強度・速度が安定しているMNOブランドがいい人は、povo・UQモバイル・LINEMO・ahamo・Y!mobileに注目してください。

速度重視の人には、4Gの10倍ほどの速さで遅延が少ない5G対応ブランドがおすすめです。未対応のブランドもありますが、基本的にMNOブランドは5Gに対応しています。ただし、5G回線には対応機種が必要です。非対応の場合、機種変更もあわせて検討しましょう。

2023年11月現在、5Gは4Gよりエリアが狭い点には注意が必要です。5Gエリア外では自動で4G回線に切り替わるので通信自体は可能ですが、速度は落ちてしまいます。気になる人は、キャリアの公式サイトで5G対応エリアを確認してください。

ブランドの特徴を比較し、使い方に合うものを選ぼう


eSIMのブランドごとに特徴が異なるため、使い方に合うものを選ぶことが大切です。UQモバイル・povo・LINEMOについて解説するので、選ぶときの参考にしてください。

UQモバイル:auのサブブランド。混雑時でも安定した速度を求める人に


出典:shop.uqmobile.jp

回線が混雑するお昼や夕方の時間帯でも安定した速度で通信したいなら、auのサブブランドであるUQモバイルがぴったりです。プランには4・15・20GBの3つがあり、必要なデータ容量に合わせて選択できます(2023年11月時点)。余ったデータは翌月に繰り越せるので、無駄なく消費できるでしょう。

データ消費のない節約モードに切り替えでき、計画的に容量をやりくりできます。トクトクプランとコミコミプランでは、節約モードと速度制限時にも最大1Mbpsで通信可能。SNSの利用や動画・音楽の再生に問題ない速度なので、普段使いには十分です。

お得に乗り換えたいなら、単独回線でも使用できる自宅セット割を活用してください。「auひかり」や「auでんき」と同時加入で、月額が最大1,100円割引されます(2023年11月時点)。全国で2,700以上の店舗があり、対面サポート受けられることもうれしいポイントです。手厚いサポートがほしい人にも向いています。

povo:基本料金0円。必要に応じてカスタマイズしたいなら要チェック


出典:povo.jp

使用状況に応じてデータ容量や通話プランを変えたい人は、トッピングでカスタマイズできるpovoに注目しましょう。基本は0円ですが、トッピングがない状態だと最大128kbpsの低速通信で利用できます。データや音声通話をトッピングすれば、通常速度で通信可能です。

トッピングが少ないほど料金を抑えられますが、180日間0円だと利用停止・契約解除になる可能性もあります。トッピングには有効期限があり、データの繰り越しは不可能です。期限切れが心配なら、期間の長い90日間や180日間を選びましょう。

特定の日にちだけ使いたい人向けには、24時間データ使い放題のトッピングが用意されています(2023年11月時点)。330円でデータ消費を気にせず使えるため、休日に映画を観たいときや動画の配信イベントのときに活躍するでしょう。

LINEMO:2つのシンプルプランを用意。LINEをよく使う人におすすめ


出典:linemo.jp

LINEをよく使う人は、データ消費なしでメッセージ・通話・ビデオ通話ができるLINEMOをチョイスしてください。速度制限時に影響がなく、容量が足りない月末にもストレスフリーで使用できます。ただし、すべてのLINE機能が対象ではないので注意しましょう。

3GBのミニプランと20GBのスマホプランがあり、シンプルで選びやすいのも魅力のひとつ(2023年11月時点)。主にLINEしか使っていない人は、ミニプランで十分です。逆に、動画・ゲームで使用している人は、大容量のスマホプランをおすすめします。プランは契約後でも変更できるため、必要に応じて切り替えましょう。

スマホプランでは、速度制限時に最大1Mbpsで通信可能。対象のLINEスタンプが無料で使い放題になることも魅力です。1,000万種以上のスタンプや絵文字を使い、LINEでのやり取りを楽しみましょう。

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5

頻繁に機種変更するなら再発行手数料なしをチョイス


常に最新機種へ乗り換える人には、eSIM再発行手数料が無料のブランドをおすすめします。eSIMは物理SIMのように差し替えできず、機種変更時に再発行が必要。再発行には220~3,300円ほど手数料がかかることもあります。オンラインのみ無料の場合もあるので、乗り換え先の料金を確認しましょう。

eSIMは機種変更時に、オンライン上で再発行や新しい端末でのダウンロードなどの手続きをします。機種変更時の操作に不安があるなら、サポート体制が整ったブランドをチョイスしましょう。

eSIM全15選おすすめ人気ランキング

eSIMのランキングは以下の通りです。

ソフトバンクLINEMO

3GBで足りる人はコレ。速度・電波・安さ良好でコスパ抜群


ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」は、3GBで足りる人にまず検討してほしい格安SIM(プラン)。速度が速いうえに料金が安く、LINEがカウントフリーでギガを消費しない点が特徴です。

料金プランは、3GBと20GBの2つ。3GBのプランは月990円と安く、2024年4月現在他社からの乗り換えであればPayPayポイントが3,000円分進呈されるキャンペーンもあるため、毎月のギガが3GB未満で足りる人は第一候補といえるでしょう。20GBのプランでもキャンペーンを実施しており、他社からの乗り換えで最大12,000円分のPayPayポイントがもらえます。

大手キャリアのソフトバンクとまったく同じ回線を使っているため、速度もかなり良好。2024年4月の測定では、通信が混雑して遅くなりやすい昼休み時間帯でも270.3Mbpsと高画質な動画でもサクサク見られる速さでした。電波のつながりやすさも問題なく、快適な通信でいつでもエンタメを楽しめます

ただし、ソフトバンクのオンライン専用ブランドの位置づけのため、実店舗での取り扱いはありません。そのぶん高品質で安く使うことができ、わからないことはチャットで都度質問もできるので、疑問が解決できず困るということは少ないでしょう。十分な速度・電波のつながりやすさ・料金の安さがそろっているため、ギガが3GBで足りる人にとってはベストな格安SIM(格安スマホ)といえます。

利用回線 ソフトバンク回線
回線の種類 MNO
選べるプラン 3GB、20GB
1GBの料金 990円

H.I.S.MobileHISモバイル

データ容量が選べるプランがお得。小~中容量は最安クラス


ドコモとソフトバンクの回線を利用したMVNOの「HISモバイル」は、必要なデータ量に合わせて無駄なく使いたい人におすすめ。プランが豊富で、今回検証したどの容量でもほかのデータSIMと比べて料金が安めでした。

通信速度の測定はドコモ回線のSIMカードを使用しました。2024年4月の測定では、下り通信速度は昼休み時間帯で27.3Mbps・通常時間帯で96Mbps・通勤時間帯で46.3Mbpsを記録。どの時間帯でも高画質の動画再生の目安である25Mbpsを超えていたため、いつでもスムーズに動画を楽しめるといえるでしょう。ただし、これまでの検証では昼休み時間帯の速度が25Mbpsを下回ることもあったため、回線の混雑の影響を受けやすいといえます。

料金プランは、「データ定額440プラン」で、必要なデータに合わせてデータ容量を決められます。最大50GBまで選べるプランなので、幅広いデータ容量のニーズに応えます。3GB・10GB・20GBのどのプランでも他社と比べると安めで、とくに10GBまでの小~中容量プランでは最安クラスの料金で使えます。

携帯電話修理ショップである「アイサポ」や、スマホの販売・修理を行う「J-PICモバイルステーション」で対応を受けられるほか、電話とメールで問い合わせ可能。混雑する時間帯の速度が遅くなる可能性があるものの、料金の安さ重視で小〜中容量プランを探している人にはおすすめできるデータSIMです。

利用回線 ドコモ回線、ソフトバンク回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 100MB、1GB、3GB、7GB、20GB、50GB
1GBの料金 550円

au povo

ギガが10~20GBほしい人に。サブ回線でも筆頭候補


auのオンライン専用プラン「povo」は、月に10〜20GB使いたい人やサブ回線を契約しておきたい人にぴったり。使い方に合わせて細かくデータ量をカスタマイズできます

povoの最大の特徴でもある料金プランは、基本月額料金は0円で必要なギガを購入して使うトッピング式。トッピングの種類は、1GBの超小容量から60GBを超える大容量まで幅広いラインナップをそろえています。なかでも20GB以上必要な人であれば300GB/9,834円(90日間)のトッピングで3か月分のギガをまとめ買いすることで、かなり安く利用可能です。

回線は大手キャリアのauとまったく同じ回線を使っています。2024年4月の測定では、通信が遅くなりやすい昼休み時間帯でも394.1Mbpsを記録。電波のつながりやすさも問題なく、時間帯を問わず高画質の動画鑑賞やアプリのダウンロードもサクサクできます

実店舗や電話でのサポートがないオンライン専用ブランドで、専用のアプリから自分で契約しなければなりません。ただし、専用アプリの契約画面はわかりやすいように配慮して作られているので、初心者でも簡単に契約できますよ。

基本料金0円で契約できるため、使っているメイン回線がau回線ではない人であればサブ回線はpovo一択といえます。半年間トッピングを購入しない状態が続くと強制的に解約される点には注意が必要ですが、毎月10〜20GB使う人・メイン回線がつながらないときに備えてサブ回線を持っておきたい人におすすめの格安SIM(格安スマホ)です。

利用回線 au回線
回線の種類 MNO
選べるプラン 1GB/7日間、3GB/30日間、20GB/30日間、60GB/90日間など
1GBの料金 390円(7日間)

LogicLinksLinksMate

料金プランが豊富。カウントフリーオプションでお得に使える


「LinksMate」は、スマホで動画配信サービスやゲームをたくさん楽しみたい人にとくにおすすめ。特定のアプリ使用時のギガ消費を抑える「カウントフリーオプション」を提供しており、MVNOでありながら速度が速い点が特徴的です。

LinksMateは、0.1GBから1,000GBまでの豊富すぎるほどの料金プランから選べます。3GBのプランで902円と料金も安めですが、20GBを超えると今回検証したほかのものより高め。しかし、2024年4月現在6か月間半額になるキャンペーンを実施しているため、料金を抑えてお得に使えるといえます。

2024年4月の速度測定では、昼休み時間帯でも397.5Mbpsと高画質の動画もサクサク見られる速度でした。しかし、回線はドコモ回線の一部を間借りして提供しているため混雑による影響を受けやすく、画像の多いサイトは場合によっては読み込みに時間がかかったり、動画は読み込みで止まったりするリスクがあるかもしれません。

他社にはない特徴として、「カウントフリーオプション」があります。基本料金に月550円加えることで、「ABEMA」や「U-NEXT」の動画配信サービスや、「Instagram」や「X(Twitter)」のSNSのギガ消費が1/10に。このオプションを活用して、少ないギガ数のプランを選べばお得に使えるでしょう。スマホで動画鑑賞やゲームをよくする人や、速度低下のリスクがあっても安さを優先したい人には選択肢になるといえます。

利用回線 ドコモ回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 0.5GB、1GB、2GB、3GB、4GB、5GB、10GB、20GBなど
1GBの料金 737円

オプテージmineo

3社すべての回線が選べる。基本的にはどの時間帯でも快適な速度


関西電力系列の大手電気通信事業者であるオプテージが展開する「mineo」。ドコモ・au・ソフトバンクの3社すべての回線を取り扱うMVNOです。オプションで5Gに対応するほか、毎月385円の「パケット放題 Plus」に加入すると、速度制限時の速度が1.5Mbpsと制限を緩やかにできます。

「mineo」は、動画鑑賞をよくする中〜大容量プランを探している人におすすめ。ドコモ・au・ソフトバンクの3社すべての回線を取り扱うMVNOですが、回線によってはどの時間帯も高画質の動画が快適に見られる速度でした。

2024年4月の測定では、au回線で昼休み時間帯200.7Mbps・通常時間帯375Mbps・通勤時間帯246.2Mbpsを記録。ドコモ回線・au回線はすべての時間帯で高画質の動画鑑賞の目安である25Mbpsを大きく超えたものの、ソフトバンク回線は昼休み時間帯のみ25Mbpsを下回りました。サイトの閲覧や標準画質の動画鑑賞であれば回線・時間帯問わず問題なくできる速度でしたが、選ぶならドコモ回線がおすすめといえるでしょう。料金プランは、1GB・5GB・10GB・20GBの4パターンから選べます。10〜20GBの中容量・大容量プランはおおむね相場の金額で利用できますが、3GBの小容量プランは割高です。

専門ショップ「mineoショップ」が全国に14店舗展開されているほか、家電量販店などで即日のSIM申し込みが可能です。問い合わせ方法も電話・メール・チャットすべてに対応しており、サポート体制は比較的充実しています。中〜大容量プランを探していて、高画質の動画を外出先でたくさん見たい人には選択肢になるでしょう。

利用回線 ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 1GB、5GB、10GB、20GB
1GBの料金 770円

日本通信日本通信SIM

群を抜いた料金の安さ。サブ回線での契約がとくにおすすめ


日本ではじめてMVNOを展開した日本通信の「日本通信SIM」。大手3キャリアのオンライン専用ブランドに対抗して打ち出した、「合理的プラン」が特徴です。

日本通信SIMは、他社と比較しても料金の安さが際立っており、3GB利用時のプランでも月730円は最安クラス。ほかにも、10GBのプランは1回5分以内のかけ放題もついて月1,390円と群を抜いた安さです。1GBの小容量でも290円と、サブ回線にも適しています。ドコモ回線を間借りして提供していますが、2024年4月の速度測定では混雑する昼休み時間帯以外は十分な速さ。昼休み時間帯は5.2Mbpsと高画質の動画の読み込みに時間がかかる速度でした。
速度が不安定になるおそれがある点から、メイン回線としてはおすすめしにくいものの、サブ回線として契約するならかなり有力な選択肢に。メイン回線が「povo」や「UQモバイル」などのau回線であれば、日本通信SIMをサブ回線として契約するのがベストです。

利用回線 ドコモ回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 〜1GB、〜3GB、〜10GB、〜30GB
1GBの料金 290円

ソニーネットワークコミュニケーションズNUROモバイル

コスト重視の人におすすめ。控えめな速度で動画鑑賞には不向き


「So-net」や「NURO光」を手がけるソニーネットワークコミュニケーションズの「NUROモバイル」。ドコモ・au・ソフトバンクと3社すべてのモバイル回線の取り扱いがあるMVNOです。

2024年4月の測定では、au回線で昼休み時間帯17.7Mbps・通常時間帯36.7Mbps・通勤時間帯36.6Mbpsを記録。どの回線でも昼休み時間帯には25Mbpsを下回ったため、昼休みに高画質の動画をたくさん見たい速度重視の人には不向きといえるでしょう

料金プランは、3GB・5GB・10GB・20GB・40GBに加えて1GB+かけ放題がセットになったプランの計6種類。10GBの中容量プランは1,485円で最安金額であるほか、3GBプランも792円とお得に使えます。しかし、大容量プランでは相場より高いため、小~中容量プランを探している人に適しています。

サポート体制に関しては、全国のヤマダ電機で申し込みのサポートを受けられます。問い合わせ方法は電話・チャット・メールをすべて利用できます。

利用回線 ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 3GB、5GB、10GB、15GB、20GB、40GB
1GBの料金 930円

UQコミュニケーションズUQモバイル

どの時間帯でも速い。サポートも充実で初心者にもおすすめ


auのサブブランドであるUQコミュニケーションズの「UQモバイル」。auと同じ通信品質でありながらも料金を抑えており、5Gサービス・eSIMの両方に対応しています。2022年11月18日から、18歳以下の利用者とその家族を対象に最大1,738円割引される「UQ親子応援割」もスタートしました。

2024年4月の測定では、昼休み時間帯で下り174.3Mbps・通常時間帯で下り157Mbps・通勤時間帯で下り474Mbpsを記録。回線が混雑して遅くなりやすい時間帯でも快適に使える速度であることがわかりました。

料金プランは、4GBの「ミニミニプラン」・15GBまで従量制の「トクトクプラン」・20GBと1日10分の通話かけ放題がついた「コミコミプラン」から選べます。いずれの料金プランも相場より高めであるため、ここは評価が伸び悩みました。ただし、自宅セット割が適用されれば割引が受けられるため、自宅のインターネットとまとめて乗り換えするとよいでしょう。
サポート体制は全国に「UQスポット」と「au Style」を展開しており、対面でのサポートを受けられます。また、問い合わせ方法も電話・チャット・メールすべてに対応しているため、通信速度だけでなく、サポートを重視したい初心者にもおすすめです。
利用回線 au回線
回線の種類 MNO
選べるプラン 4GB、15GB、20GB
1GBの料金 2,365円

楽天モバイル楽天モバイル

電話かけ放題つきで安い!場所によって電波がつながりにくい点に注意


「楽天モバイル」は電話をよくする人におすすめの音声通話SIM。自社の基地局・回線を使用しているMNOで通信速度が十分であるうえ、従量制の料金プランには完全かけ放題がついています

2024年4月の測定では、昼休み時間帯で下り70.4Mbps・通常時間帯で下り83.4Mbps・通勤時間帯で下り70.4Mbpsを記録。高画質の動画をスムーズに再生できる速度といえるでしょう。

料金プランは、使用したデータ量で料金が自動的に決まる従量制プラン「最強プラン」。話題になった1GBまで0円のプランは撤廃されてしまいましたが、基本料金のなかに通話専用アプリを利用した完全かけ放題が組み込まれているのはうれしいポイント。データ量は1GBからスタートし、3GB・20GB・無制限の段階制で、どの容量でも相場より安く、ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広くカバーできる点が魅力です。

しかし、電波がつながりにくい点には注意が必要。屋内でも電波がつながりやすいプラチナバンドにはまだ対応しておらず、実際に新宿の地下や屋内では電波がつながりにくく圏外になった場所がありました。

全国に専門ショップの「楽天モバイルショップ」を展開しており、問い合わせ方法も電話・チャット・メールすべてに対応。電波がつながりにくい場所がある点には注意が必要ですが、通信速度は速く電話のかけ放題が安く利用できるため、電話を頻繁にする人にはおすすめできる音声通話SIMです。

利用回線 楽天回線、au回線(パートナー回線)
回線の種類 MNO
選べるプラン 3GB、20GB、無制限
1GBの料金 1,078円

ビックカメラBIC SIM

料金プランの安さが魅力で、ビックカメラのポイントも使える


「BIC SIM」はビックカメラブランドのMVNOで、通信面ではIIJmioと同じサービスを利用しています。料金体系も基本的に同じですが、一部キャンペーンや特典が異なるほか、月々の利用料金をビックポイントで支払える、ビックカメラグループ店頭で申し込みができるといった違いがあります。

2024年3月から大容量の料金プランが加わり、2GBから50GBまでの8つのラインナップから選択可能。いずれのギガでも安いのが魅力的で、5GB使えるプランなら月990円と1,000円を切る安さ。また、通話割引オプションの料金割引キャンペーンが実施されており、5分以内かけ放題が月90円で3か月使えます。
2024年4月の速度測定では、昼休み時間帯はau回線で下り1.2Mbpsを記録。ドコモとauの2つの回線から選べますが、いずれも時間帯による速度のムラが大きく、とくに混雑する昼休み時間帯はサイトの読み込みに時間がかかるほど遅くなるため注意しましょう。

新規契約の場合は、事務手数料の3,300円とSIMカード発行手数料(ドコモ回線は433.4円・au回線は446.6円・eSIMは220円)がかかります。初期費用は安いほうではなかったものの、2024年4月現在月額料金が6か月間割引されるキャンペーンを行っているため、お得に始められるといえるでしょう。

利用回線 ドコモ回線、au回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 2GB、5GB、10GB、15GB、20GB、30GB、40GB、50GB
1GBの料金 不明

インターネットイニシアティブIIJmio

時間帯によって速度に差があるが、大容量プランが安い


さまざまな通信サービスを手掛けるインターネットイニシアティブの「IIJmio」。ドコモとauの2種類から選ぶことができ、ドコモ回線はeSIMに対応。eSIMに対応した機器であれば、実店舗でなくても即日でデータSIMを使えます。

今回の検証では、ドコモ回線で計測しました。2024年4月の測定では、下り通信速度は昼休み時間帯では2.7Mbps、通常時間帯で141.5Mbps、通勤時間帯で97.3Mbpsを記録。時間帯によって速度にムラがあり、昼休み時間帯では画像表示を伴うSNSやサイト閲覧は難しいでしょう。

定額の料金プランは、2GB・5GB・10GB・15GB・20GBの5種類から選べます。料金の安さの検証では、大容量プランが相場より安く高評価に。また、eSIMプランであれば通常のデータプランより約300円安くなるため、eSIM対応機器を利用中の人におすすめです。

実店舗は、ヨドバシカメラで店頭でのサポートが受けられます。問い合わせ方法は電話・チャット・メールすべてに対応しています。

利用回線 ドコモ回線、au回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 2GB、5GB、10GB、15GB、20GB、30GB、40GB、50GB
1GBの料金 850円

JCOMJ:COM MOBILE

ケーブルテレビ利用者ならお得に使える可能性アリ


ケーブルテレビ事業で大きなシェアを持つJCOMが展開する「J:COM MOBILE」。au回線を利用したMVNOで、追加料金なしで5Gサービスにも対応しています。

プランは、1〜20GBの4つのなかから選べます。全体的に料金は高めではあるものの、自宅のWi-Fiやテレビサービスがケーブルテレビの「J:COM」を利用していれば、5GBのプランを月1,078円とお得に使うことができます。

2024年4月の速度測定では、回線を一部間借りして提供していることによる混雑の影響か、昼休み時間帯は6.8Mbpsとほかの時間帯と比べて速度が低下。ほかの時間帯では高画質の動画を快適に観られる速度である25Mbpsを大きく上回りました。

ケーブルテレビの会社というだけあって、サポートも他社の格安SIM(格安スマホ)よりも充実している傾向があります。もしすでにケーブルテレビを申し込んでいるなら、一度近くの営業所に問い合わせて話を聞いてみるのもよいでしょう。

利用回線 au回線
回線の種類 MVNO
選べるプラン 1GB、5GB、10GB、20GB
1GBの料金 1,078円

ソフトバンクY!mobile

通信速度とサポートが良好。料金は高めのため割引の活用を


ソフトバンクのサブブランドとしてサービスを展開する「Y!mobile」。5G・eSIMの両方に対応しています。

2024年4月の測定では、昼休み時間帯で下り325.1Mbps・通常時間帯で下り377.1Mbps・通勤時間帯で下り227.9Mbpsを記録。どの時間帯でもサイトの閲覧や動画鑑賞に十分な速度で、時間帯によって使い勝手が変わることも少ないでしょう。

2023年10月から料金プランが新しくなり、4GB・20GB・30GBの3パターンから選べるようになりました。SoftBank Air(ホームルーター)とのセット契約・PayPayカードでの支払いをすると割引を受けられますが、割引前の料金は高め。SoftBank Airの契約がない場合、家族割引を利用して家族まとめて乗り換えすれば費用を抑えられるでしょう。
全国の「ワイモバイルショップ」で契約時のサポートからアフターフォローまで受けられます。また、問い合わせ方法も電話・チャット・メールに対応。料金よりもサポート体制を重視したい人におすすめです。
利用回線 ソフトバンク回線
回線の種類 MNO
選べるプラン 4GB、20GB、30GB
1GBの料金 2,365円

NTTドコモirumo

ドコモショップが使える格安プラン。速度も良好だが割高


2023年7月にNTTドコモの新プランとして登場した「irumo」。auの「UQモバイル」やソフトバンクの「ワイモバイル」と同じような、3キャリアと同等のサポートで料金を抑えたサブブランド的な位置づけの格安プランといえます。

料金プランは、0.5GBから9GBまでの間のラインナップで小・中容量に特化しています。メインの3GBプランの基本料金は月2,167円とかなり割高ですが、自宅のWi-Fiが「ドコモ光」もしくは「ドコモhome」を利用中であれば月1,100円引きされるセット割が適用され、dカードを支払い設定することでさらに月187円引きも受けられます。条件が厳しいようにもみえますが、ドコモを利用中の人は光回線やクレカを利用している人も多いはずなので適用されやすい条件といえるでしょう。

irumoはドコモのプランでもあるため回線品質はドコモと同等ですが、公式サイトには混雑時はirumoを優先的に速度低下の対象にする可能性があると記載されています。しかし、実際に2024年4月に速度測定したところ、最も通信が混雑する昼休み時間帯でも586.5Mbpsと高画質の動画鑑賞やアプリのダウンロードもサクサクできる速さで使えました。

そして、一番のメリットともいえるのがドコモショップで契約できたりサポートを受けられたりする点。格安SIM(格安スマホ)が気になっていたけれど、サポートが手薄なのが不安だった人にとってはかなり有力な選択肢といえるでしょう。

利用回線 ドコモ回線
回線の種類 MNO
選べるプラン 0.5GB、3GB、6GB、9GB
1GBの料金 2,167円

docomo ahamo

ヘビーユーザー向けの100GBプランあり。安定した通信速度


NTTドコモがオンライン専用プランとして発表した「ahamo」。自社の回線や基地局を使うMNOとしてサービスを展開しています。月1,980円でデータを80GB追加して100GB使える「大盛りオプション」で、とにかくスマホを使い倒したい人にも向いています。

2024年4月の測定では、昼休み時間帯では549.5Mbps、通常時間帯で663.5Mbps、通常時間帯で499Mbpsを記録。どの時間帯でも安定しており、高画質の動画もスムーズに見られる速度といえます。

料金プランは20GBのプラン1つのみで、小~中容量プランの人向けのプランは用意がありません。あまりギガを使わない人にとっては割高になりやすいため注意しましょう。

「ドコモショップ」で直接サポートが受けられますが、1回3,300円の有料対応。問い合わせ方法はチャットのみのため、ドコモブランドのプランではあるものの、サポートが手厚いとはいえません。

利用回線 ドコモ回線
回線の種類 MNO
選べるプラン 20GB、100GB
1GBの料金 2,970円

eSIMは機種変更できる?機種変更時の注意点は?


eSIMは機種変更が可能です。ブランドごとに手続き方法が異なるため、公式サイトで確認してください。基本的にオンライン手続きなので、Wi-Fi環境下で行うのがおすすめです。新しい端末ではQRコードを読み取る必要があるため、手続きはパソコン・タブレットなど別の端末で行うとよいでしょう。

また、端末によっては手続き前にSIMロック解除の必要があります。解除の手間をなくしたい人は、SIMフリー端末を購入しましょう。端末を販売しているブランドで購入するのもひとつの手です。ただし、eSIM対応機種である必要があるので、契約ブランドの動作確認端末を確認しましょう。

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eSIM使用時の注意点は?海外で気をつけたいことは?


1つの端末で複数のeSIMを管理するのであれば、切り替えに注意が必要です。用途に合わせて切り替えないと、電話代が余計にかかったりデータ容量が足りなくなったりします。

特に、海外旅行で旅行先事業者のeSIMを利用する際は気をつけてください。切り替えができていないと、帰国してから高額請求されかねません。端末設定のモバイル通信で利用しているeSIMを確認できるので、現地に着いたらすぐ切り替えましょう。使用しないeSIMはオフにしておくのも有効です。

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デュアルSIMにするなら物理SIMもあわせて検討しよう


以下のコンテンツでは、デュアルSIMに使えるデータSIMと音声通話SIMについて解説しています。物理SIMの交換を考えている人は、あわせてチェックしましょう。